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お知らせ

園芸導入推進研修会(果樹)が開催されました

お知らせ 2019/10/29

令和元年10月28日(月)上越市三和区北代ならびに同越柳において上越地域農業振興協議会 園芸振興部会 主催の園芸導入推進研修会(果樹)が開催されました。

当日は、新潟県上越地域振興局、上越市、妙高市、えちご上越農業協同組合、上越地域土地改良区、ほ場整備事業地区推進協議会 役員 等、総勢40名が参加し、露地ならびに施設にて栽培する ‹ぶどう› 畑を視察しました。

路地にて ‹ぶどう› を栽培している龍池園(上越市三和区北代)の経営規模は、104a(醸造用97a、生食用7a)で主にマスカットベリーAを栽培しており、就農から4年目を迎えた今年度は、過去最高の出来を感じているとのこと。醸造用ぶどうは、岩の原葡萄園に契約出荷しています。

施設にて ‹ぶどう› を栽培している株式会社あぐり三和(上越市三和区越柳)の経営規模は、育苗ハウス3棟(全て生食)で主に藤稔(巨峰系黒色4倍体品種)、シャインマスカットを栽培しており、他に水稲55ha、そば3.4haを営農する傍ら総勢7名の構成員にて栽培しています。育苗ハウスの有効利用の観点から近年、葡萄栽培に着手しました。

醸造用葡萄は、5月下旬に新梢管理や花穂整形に時間を要し、収穫は9月下旬から始まることから水稲と作業競合することはありません。又、試算では、10aあたり26万円の所得が見込まれ、初動的経費が安価な一方で安定した所得を確保することが出来る果樹として注目されています。

関川水系土地改良区管内では、今後、新規ほ場整備地区 約2千ha超を計画しており、数値目標(受益面積の2割以上を園芸導入)の対象となる令和元年度以降の採択目標地区では積極的に園芸の導入(規模拡大)を計画しています。

 

路地にて葡萄を栽培する龍池園の龍池淳次さん

路地にて葡萄を栽培する龍池園の龍池麻耶さん

龍池園の葡萄畑(路地)

施設にて葡萄を栽培する株式会社あぐり三和の育苗ハウス

旬は過ぎたが立派に実った葡萄が収穫を待っている