ほ場整備および園芸振興に関する先進地視察(山形市)が開催されました
お知らせ 2020/02/12
令和2年2月3日(月)から2日間 山形市役所ならびに山形市農業協同組合、やまがた農業協同組合(いずれも山形県山形市)においてほ場整備および園芸振興に関する先進視察が開催されました。
当日は、新潟県上越地域振興局農林振興部 普及課ならびに生産振興課、上越市農林水産部 農林水産整備課ならびに農政課、えちご上越農業協同組合営農部 園芸畜産課、関川水系土地改良区 の職員、総勢6名が参加し、現地にて視察を行いました。
視察では、主に山形セルリー(セロリのフランス語訛り)のハウス団地 創設に関する経緯を伺い、併せて、山形セルリーを栽培しているハウス団地も見学しました。
山形セルリーは、山形市のセロリ生産量 半減を契機に「山形セルリー農業みらい基地創生プロジェクト」が創設され、わずか7年で出荷額を倍増、現在では8千3百万円の出荷額を誇るまでにV字回復しました。地元、農業協同組合の組合長(当時)が先頭に立ち、同プロジェクトを強力に推進、併せて、関係行政の補助金拡充を勝ち取り、地域負担なく、ハウス団地 約2.7haを短期間で造成しました。
地元 農業協同組合が力強く けん引し、先にハウス団地(約2.7ha)を造成、その後 新規就農者を募り全てのハウスを生産するに必要な生産者を確保するという一見、強引とも思われる手法でハウス団地の造成を推し進め、成功に導いた この事例は、園芸の導入(規模拡大)に大きく踏み出せない管内において大変参考になる取り組みと感じます。
又、現地視察では、シーズンオフということでハウス内は、山形セルリーの苗しかありませんでしたが排水対策として暗渠排水(ハウス下に1本、ハウス脇にそれぞれ1本ずつ)を埋設したこと、雨水排水対策として既存 幹線排水路脇に団地造成したこと などを伺い、排水対策に悩む当地の排水改善に繋がるものと感じ大変 参考になりました。
関川水系土地改良区管内では、今後、新規ほ場整備地区 約2千ヘクタールを計画しており、数値目標(受益面積の2割以上を園芸導入)の対象となる令和元年度以降の採択目標地区では積極的に園芸の導入(規模拡大)を計画しています。
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