ほ場整備地区園芸産地化現地研修会(柏崎市・タマネギ)が開催されました
お知らせ 2021/06/17
令和3年6月16日(水)県営ほ場整備事業 北鯖石東部地区(新潟県柏崎市畔屋 地内)において新潟県(農地部、農林水産部、柏崎地域振興局農業振興部)主催のほ場整備地区園芸産地化現地研修会が開催されました。
当日は、県、市町村、農業協同組合、土地改良区、ほ場整備地区農業者などの関係者 約100名が参加し、農事組合法人 畔屋生産組合がタマネギを栽培する ほ場において現地研修会が行われました。
同組合では、平成21年度に事業完了した県営ほ場整備事業 北鯖石東部地区(受益面積109.2ha)のうち、4区画(0.9ha*3枚、0.7ha*1枚、計3.4ha)において平成23年度よりタマネギ栽培を導入し、今年度で10年目を迎えた。基本は、大豆とタマネギによる二毛作とし、数年周期で水稲との輪作も行っている。
タマネギの導入は、水稲と作業時期が重複しないこと、大豆の後作として二毛作栽培が可能なこと、作業機械をJAがリースしたこと、販路をJAが確保したことなどが大きな きっかけ となり導入に踏み切った。粘土質で水田園芸には不向きな環境であったが排水対策と土づくりの努力を重ねた結果、地域を代表するタマネギ団地に成長した。
同ほ場は、地下水位の調整が可能な地下水位制御システムを導入しており、水田園芸における課題となる排水対策を克服している。同時期にタマネギ栽培を導入した農家数は多く、柏崎農業協同組合管内では、平成23年度に作付面積1.3haだったタマネギ栽培を10年で10.2haまで大幅に拡大した。
関川水系土地改良区管内では、今後、新規ほ場整備地区 約2千ヘクタール超を計画しており、数値目標(受益面積の2割以上を園芸導入)の対象となる令和元年度以降の採択目標地区では積極的に園芸の導入(規模拡大)を計画しています。
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