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お知らせ

ほ場整備地区 園芸産地化現地研修会(関川村 ミニトマト・枝豆)が開催されました

お知らせ 2021/08/04

 

令和3年8月2日(月)経営体育成基盤整備事業 女川(おんながわ)地区(新潟県岩船郡関川村 地内)において新潟県(農地部、農林水産部、村上地域振興局農林振興部)主催のほ場整備地区 園芸産地化現地研修会が開催されました。

当日は、国、県、市町村、農業協同組合、土地改良区、ほ場整備地区農業者などの関係者 約80名が参加し、関川農事株式会社が栽培するミニトマト、大島信一 様が栽培する枝豆の ほ場において現地研修会が行われました。

ミニトマトを栽培する関川農事株式会社は、平成31年3月に設立され、現在は、構成員4名において水稲29.3ha、ミニトマト13.2haを栽培し、うち、ミニトマトについては、令和元年度より導入し、現在ではハウス5棟(アンジェレ:4棟 エコスィート:1棟)にまで栽培規模を拡大しました。

枝豆を栽培する大島信一 様は、労働力3名(農福連携)において枝豆1.1haを栽培、併せて、ハム加工(女川ハム)も行い、共に30年ほど前より取り組んでおり、令和2年度からは、既存の水田転作田と地下かんがいシステムが導入された ほ場整備田(55a)での栽培を開始しました。

質疑応答では、「ミニトマトは、アンジェレの需要が多い一方、エコスィートは需要が少ないことから現在は、8:2 のバランスになった」「アンジェレは、糖度が13度を超える品種であることが高い人気を誇る要因では」と分析されていました。積雪は、大雪だった今年度でも2m未満とハウスの積雪被害はなかったとのことです。

「枝豆は、全7種類の品種による作期分散を行うことで ほ場のフル活用を実現した」「土質は、黒ボク土で比較的、水田園芸に適した環境であったこともありコメが一俵(60kg)26,000円で売れていた平成5年頃から水田で枝豆を栽培していた」と説明されていました。

関川水系土地改良区管内では、今後、新規ほ場整備地区 約2千ヘクタール超を計画しており、数値目標(受益面積の2割以上を園芸導入)の対象となる令和元年度以降の採択目標地区では積極的に園芸の導入(規模拡大)を計画しています。

開会の挨拶を行う村上地域振興局農林振興部長

資料説明を行う村上地域振興局農林振興部 普及課長

説明会場の様子(関川村村民会館)

展示されていた地下水位制御システムの模型

ミニトマトの栽培について説明する関川農事株式会社の代表

ミニトマトを栽培しているハウス

ミニトマトを栽培しているハウス内部(赤色は、虫よけ網の色)

枝豆の栽培について説明する大島信一 様

集約化された1.1haの枝豆ほ場が広がる

枝豆ほ場には、排水対策として額縁明渠が施されている

収穫期を迎えた枝豆

試食用の枝豆(35度を超える猛暑日の中、大変美味しく頂戴しました)