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お知らせ

【上江用水・中江用水の開削】先人の偉業を語る/語り部交流会inにいがた

お知らせ 2021/12/07

 去る11月27日、リージョンプラザコンサートホールにおいて、「語り部交流会inにいがた」が、上江用水と中江用水をテーマに「潤い続ける高田平野に向かって描く夢」と題して開催されました。当日の一般参加者は88名。またYouTubeライブ配信の視聴者は551名と大勢の参加・視聴がありました。

語り部交流会inにいがた

語り部交流会inにいがた

かたりすと平野啓子さん

 初めに、新潟食料農業大学学長の渡辺好明さんによる基調講演「水利のミライ 明日への提言」が行われ、次に、上江用水・中江用水開削の苦労を「高田平野を潤す大動脈~上越の礎を築いた二大用水~」として、元NHKアナウンサーでかたりすとの平野啓子さんによる臨場感あふれる「語り」が披露されました。平野さんの語りは、先人の苦労や開削の喜びが目に浮かぶような心にしみる語りでした。

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションの様子

 そしてイベントの最後は、その先人の偉業をどのように未来につなげるかをテーマにパネルディスカッションが行われました。
 パネリストとして参加した齋藤理事長は、「永い歴史の中、瞬間的に関わった私たちは、先人の偉業に感謝し、しっかりと受け継ぎ後世に引き継ぐ義務がある。そのためには上越地域の農業振興が重要だ。」と熱い思いを語りました。

【語り部交流会】
 語り部交流会は、農林水産省の企画で、農村や農業用水の地域の歴史や民話、地域の農業への取り組みなどを語り、子どもたちへの伝承や都市と農村の交流の促進、地域の活性化を目的に「水土里語り部交流会」として毎年全国各地で開催されています。
 本年度は新潟県の主催により世界かんがい施設遺産に登録された上江用水路と小栗美作翁が開削した中江用水路を題材に「2021語り部交流会inにいがた」として行われました。